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人間の土地 (新潮文庫)

サン=テグジュペリ 新潮社 1955-04

by ヨメレバ

表紙の絵は宮崎駿氏による豪華な文庫本です。宮崎氏の飛行機好きは有名ですし、サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry, 1900-1944)を愛読されているのも自然でしょう。作品『紅の豚』や『天空の城ラピュタ』の描写には飛行機への愛・飛ぶことがひとつの冒険だった時代への愛が感じられます。

サン=テグジュペリの時代、飛ぶことは今よりもはるかに危険でした。GPSや航空支援システムなどはまったくなく、肉眼で地上の目印を頼りに飛ぶ時代。夜となると灯りだけが頼りであり、事故の確率は今とは比べ物にならないものでした。『星の王子さま(Le petit Prince, 1943)』とならび代表作とされる『人間の土地(Terre de Hommes, 1939)』には、自身なんども死の危険と隣り合わせの飛行を繰り返し、最期も空で迎えたサン=テグジュペリならではのエピソードが散りばめられています。

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