— ushilog

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2012年10月 Monthly archive
つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

吉田 篤弘 筑摩書房 2005-11

by ヨメレバ

ドイツの宰相ビスマルクの言葉によると「政治とは妥協の芸術」なんだそうです。

もう少し正確に言うと、Politikとは die Kunst des Möglichen und ihre Tugend der positive Kompromiß なんだそうです。ドイツ語はとんと忘れてしまいましたが、ためしにこの格言を訳すなら、政治とは「可能性の芸術であり、肯定的な妥協の産物である」とでもなるでしょう(間違っていたら教えてください)。

この言葉を聞いて芸術家がなんと思うかは分かりませんが、もし人生にも自分と誰かとの、あるいは自分と自分自身との政治の側面があるなら、人生もまたある意味では妥協の芸術なんでしょうか?

もしかしたら、年を重ねるということがそのまま芸術なのかもしれません。

どこともしれない不思議な街、月舟町での人々の交錯を描くこの小説にも、そんな政治の一場面が現れます。

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クラシックってわかりにくい、とっつきにくい……という人は少なくないと思います。と言っている自分も好きで聴いている割に通やマニアには程遠いのですが、クラシックとっかかりには楽器がたくさん登場して楽しい交響曲がオススメなのではないかと思っています。少なくとも4,5人で演奏する室内楽から入ったら自分はここまでクラシックを聴き続けてこられなかったと思います。(笑)

もちろん交響曲は長いので全曲通して聴くとなるとなかなか難しいのですが、その中でも、ドヴォルザークの第9番『新世界より』やベートーヴェンの第5番『運命』と並んでお勧めしたいのがベルリオーズの『幻想交響曲』です。

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人間の土地 (新潮文庫)

サン=テグジュペリ 新潮社 1955-04

by ヨメレバ

表紙の絵は宮崎駿氏による豪華な文庫本です。宮崎氏の飛行機好きは有名ですし、サン=テグジュペリ(Antoine de Saint-Exupéry, 1900-1944)を愛読されているのも自然でしょう。作品『紅の豚』や『天空の城ラピュタ』の描写には飛行機への愛・飛ぶことがひとつの冒険だった時代への愛が感じられます。

サン=テグジュペリの時代、飛ぶことは今よりもはるかに危険でした。GPSや航空支援システムなどはまったくなく、肉眼で地上の目印を頼りに飛ぶ時代。夜となると灯りだけが頼りであり、事故の確率は今とは比べ物にならないものでした。『星の王子さま(Le petit Prince, 1943)』とならび代表作とされる『人間の土地(Terre de Hommes, 1939)』には、自身なんども死の危険と隣り合わせの飛行を繰り返し、最期も空で迎えたサン=テグジュペリならではのエピソードが散りばめられています。

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今回ひさしぶりにWordPressで立ち上げたので、プラグインなどのメモを残しておきます。

以前使っていたときはWordPressがPHP5必須になるよー、というあたりだったので、2010年後半ころ、WordPress3.1の時代だったかと思います。
当時は「プラグインが管理画面からインストールできるようになった」くらいで感動したり、「テーマが管理画面で直接プレビューできるようになった!」くらいで感動していたのですが(それまでは全部FTPで上げてからでないとダメだった)、それからWordPressのバージョンもだいぶ進んで使いやすくなってました。
管理画面のUIもすっきりしたし、投稿編集画面に「フルスクリーン」なんてモードができたのもいいですね!

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